劇団離風霊船 山岸諒子の徒然をつづる雑感ノート 「ラ・ヴィータ・ローザ」です


by rosegardenbel
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2007年 08月 18日 ( 1 )

花々と、星々と。

               *  *  *

ひさびざに夢をみた。


田舎の、父の会社の裏口をあけて、家に帰ろうとしたら、
いつもの道が、黒いふわふわのウレタンになっている。

歩きづらいんだけど、面白がってよっこらよっこら、
その軽い坂道を昇っていくうちに、道はいつのまにかしっかりして、
気づくと、足もとに小さな白い花がいた。

よく見ると、紅色や、黄色や、青やピンクやオレンジや、
それはきれいな、さまざまな色の草花が、ずっと先まで咲いて、
花の坂道をつくっている。

気づけば、あたまの上は白樺林に変わっていて、
エメラルド色の木もれ日の中で、
小さな花の列が、宝石のようにかがやいている。

刺繍のついた黒い帯のように続くその道を、
ヘンゼルとグレーテルだ、なんて思いながら、
花を踏まないように家を目指す。

木陰の中に、もう見えている自分の家。
あたしが10代をすごした家。

だけど、そこには、いま大好きなひとが待っている。

それがうれしくて、
お花の道を歩いているのもうれしくて、
花の十字路のまんなかに、スミレもあるのを見つけて、またうれしくて。

まわりには、山荘のような避暑の家が並んでいて、
みんな、緑の中でうれしそうに生活をおくっている。

あたしは、いま来た方をふりかえって、
自転車レースでこっちにやって来る人に、お花、踏まないでね、
って声をかけて。

きれいな緑の空気を、おもいっきり胸に吸い込んで、家を見ると、
大好きなその人が、ベランダからニコニコしてる。

うれしくて、うれしくて、わ~い、って手を振ったら、
目が覚めた。



ひさびさに見た、きれいな夢。
気持ちよかった。。。
緑のにおいがまだ鼻の奥に残っている。

ほんの小1時間ほどの睡眠だったのに、
なんだか元気いっぱいになってしまった。

今日と明日は大変な日。
明日一日かけて、フライヤーのスチール撮影をするのです。
だから今日は、やること目白押し。

でもね、
前々から準備してきた大事なことに臨む、その前に、
こんな夢を見ることができたなんて、、、

なんだかあたし、大丈夫みたい。

ユング心理学をやっていたので、
夢を見るとすぐ分析モードになっちゃうんだけど、
今日はよす。
もったいない(笑)

このまんま。
今のあたしの心の世界は、こんなに好きなものばかりで出来てる。
こんなにきれいだった。
安心した。

そう、現実だって。
とてもとても愛しい時間をすごした。

その時、外では雨のように、星が降っていたらしい。
ちっとも知らなかったけど。

いっぱい願いごとしながらすごした時間だったから、
もしかしたら、みんな叶っちゃうかも(笑)

その時も、大事な大事な花が、ずっと見守ってくれていた。

そこに咲いていたこと自体、信じられないような奇跡だったのに、
白い横顔を見せて、ひっそりと息づきながら、
その花も、
流星の音を聞いていたのかもしれない。

花々と、星々と。

なんとうつくしい、夢と、うつつと、まぼろし。。。

きっとすべてを愛せる。
何があっても、たぶん、
夢の家で待っててくれるあの笑顔は、あたしの中で消えることはないから。


お花の道を行こう。

どこかで見たことのある、あのなつかしく、安らかしいあの道を。

そう、あれはプリマヴェ-ラだったんだ。
だから、黒い道だったんだね。
あたしの中に、そんな道があったなんて。。。

フローラのように、一歩、踏み出す。
きっと、踏みしめたそこから、
また花が咲く。

だいじょうぶ。

春の女神がおしえてくれた、ときめきに恥じらうような、
夏の朝の夢。


               *  *  *
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by rosegardenbel | 2007-08-18 00:00 | ラ・ヴィータ・ローザ