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劇団離風霊船 山岸諒子の徒然をつづる雑感ノート 「ラ・ヴィータ・ローザ」です


by rosegardenbel
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モナリザ・ロマンティカ

                      *  *  *
丸諒の関心ポケット (^o^)v

         

ラ・ジョコンダ、モナリザさん。
丸諒ね~、このお顔が怖いんですよね~、昔から。

深くて美しく、色んなことを訴えかけてくる絵だと、
それはもう間違いなく思うんですが、チャーミングだとは、どうしても感ぜられず。。。

なんか、あんまり女っぽい印象を持てないってゆうか。
超越してるっぽくないですか?ってよくわかんないけど。(笑)

モデルは、ルネッサンスの頃に実在したフィレンツェのお金持ち、
フランチェスコ・デル・ジョコンド氏の奥方さま、リザさんでは、
という説が一般的なようです。

描かれたのは1503年頃かららしいので、リザさんはするってーと、
そのとき24歳ぐらい。

・・・モナリザ、もっと年上に見えるけどぅ。

丸諒の感覚では40代、人が現代よりはやく老成していた時代だったと考えても、
30は優に越えてないかえ?
まあ、あくまで感覚的な私見ですけど。

この「見るべきものはすべて見つ」といった、平家物語的達観ぐあいが(笑)、
24歳のご婦人の肖像画としてはあまりに神秘すぎ、
ゆえにちとコワし、な印象を受けちゃって、むう~、、、おちつかない。。。

と思っていたらばこの前、
「もう一枚のモナリザ」なる絵を見つけちゃったんです。






それがこの画。














         

ちゃ、ちゃーみんぐ。。。しごく魅リキ的でないですかっ?!

これなら24歳のリザさん言われても納得です。
発見地に由来して、アイルワース版モナリザとか言われている絵です。

レオナルドの真作ではないみたいですけどね、
目下検証中のようですが、同じ時代に描かれたのは証明されてるそうです。
お弟子さんか、ひょっとしたらラファエロの手による作品ではという説もあるらしい。

現代の天才的贋作職人が生涯をかけて描いた、とか、
現代の天才的デザイナーがCG駆使して若返らせた、とか、
そーでなく、ルネッサンス時代に描かれていたということが驚きですよね。

いったい誰が、何のつもりで?(つもりって… (^o^;) )
うぃきこもんずにページが作られていたぐらいなので、
ムゲにバッタモンの烙印も押せずの扱いになってるようで。

うん、だって、タッチとかムードとか、そうとう画力のある作家の手によるのは、
素人目にもわかりますもんねぇ。

それが丸諒、、、子どもの頃に、モナリザは3枚あるって聞いたことがあるんです。

万能の天才ゆえに寡作なレオナルドが、
そうそう一つのテーマに執着するとも思えないけど、でもね、、、
丸諒の妄想はここから(笑)

もし、これがレオナルドの真作だとしたら、3枚目はどんな?

丸諒は、3枚目に描かれているのは、老女モナリザだと思うのです。

解剖学にあれほど精通していたレオナルドですもの、
女の時間を3枚の画で、リアル且つ芸術的に写そうと発想するのは、とても彼的。

この、ロマンチックな恋人のような瞳のアイルワースのリザが、
深遠に謎めく微笑をたずさえたルーブルのリザへと成熟したなら、
老女のリザは、いったいどんなまなざしでわたしたちを眺めやるのだろう。。。

ダ・ヴィンチそっくりになってたりして…んなバカな。(^e^:)

アイルワースからルーブルまでのリザは、どんな人生を送ってきたのかなぁ。
女の顔を、ここまで深くした時間って。。。
そういうひとは、どんな風に老いるのだろう。

とても見てみたい。
3枚ならべてっ。

でも、ないのよね。 (- -;)ゞ

なわけで丸諒の妄想も、ブチッと断ちきられてしまうわけですがぅ。
しかしビックリしたよ、このアイルワースのリザには。
この顔の完成度ってばさ、ほんとに、、、誰が描いたんでしょうね。

もしこれがレオナルド作なんて証明されたら本格的な旅になってしまうので、
このままの方が、丸諒の人生も安泰でいいけどネー。(笑)

いや~、いたくロマンをかきたてられた、久々の絵画幻想でした。


                      *  *  *
by rosegardenbel | 2009-08-16 00:00 | ラ・ヴィータ・ローザ