斬る!
2008年 09月 18日
* * *
昨日は時間めいっぱい剣のお稽古でしたよ。
初演で殺陣師をお願いしたイトちゃんが、新宿コマの本番中なのに、
休演日ってことで馳せ参じてくだすったんですよ。
すいませんねぇ、お疲れでしょうにさぁ。
それが、制作の大姐さんが----もしやしたら実に13年ぶりに?
無理を承知で連絡したら、
一も二もなく「やらせてよぉ~」って言ってくだすったんですってさ、
愛着もっててくれたんですねえ、うれしいじゃないですか。
だけどそれ、ほんの2、3日前に出た話なんですよ、
稽古場行ったらもういたから丸諒びっくり。
いやぁ、あたしゃつねっから思ってんですけど、
デキルお人ってのはホント、動きが早いやね、話が来たら即ぽぽぽん!
だもんさ。
ものごとには勢いってもんが大事、ってことを分かってるお人は、
それだけで信頼できるってもんですよね。
だけどまー、プロのせんせいに付けてもらうとやっぱ違いますぁねえ。。。
小林の旦那なんか、この道はけっこうイケる人なんですよ、
じっさい旦那、この芝居だけはマジもんでカッコイイ、この芝居だけぁ。
(何度も言うなぃ/笑)
わが石坂史朗之丈だって、芸事全般こなす、抜群に身体が切れるお人だし、
大河どらまを半分仕事にしてるような瀬戸は言うにおよばずだしさ。
それが、イトちゃんの手が入った途端に、
身体のクセどころか性格まで見えちゃって、へえ~、あんぐりでしたよ。
んで、久々に男たちの本気の集中を見ちまった。
足はこびひとつ、刃の角度ひとつに理由がある、
すべてに気を抜けないからこそ、すべてが繋がった時には、
流麗な「舞い」が立ちあらわれて、シーンの格がぐっと上がる。
無駄がないってのは、やっぱ美しいもんですね。
うれしかったんじゃないですかねえ、
真剣にやればやるほどのめり込める、ヤリ甲斐満載!ヤル気鼓舞!
否が応でも煽られちまって、
常に冷静沈着な石坂史朗にして、背中ビッタリ汗~、でしたからねえ。
稽古ってのは、こうでないといけませんやね。
イトちゃんのおかげで、
芝居の集中もステージアップさせてもらえましたよ。
目指すはそこ。
りぶれ船のお花畑(笑)神谷マイコー嬢も、がんばってましたよ。
今回は新境地いってもらわないとさ。
道は遠く険しくだけれども、だんだん板に着いてきてんのが、
ちょいっと頼もしくなってきてますヨ。
まあね、新境地って言やぁ、今回の女優陣はみんなそんななんですけどね。
それぞれに、今までお見せしたことのない顔に向かってますよ。
見せるが本道の時代劇は、
男も女も自分でキャラ立てして、役割をまっとうしなけりゃ、
あっというまに沈んじまいますからねえ。
それも絵になってなきゃ話にならないわけだし。
やっぱ、普通をほんとに普通にやってたんじゃ、ダメな世界だと、
丸諒は思いますねぇ、
時代劇ってもの自体に負けちまう。
ある意味センスが露呈するおそろしい世界だと思いますよ。
かくいう丸諒は、初演と同じ役なので、
その意味じゃ、多少ゆとりを持って落ち着いて臨めてるんですが、
昨日イトちゃんに立ち姿を付けてもらった時に、
ああ~、、、とね、うなっちまいました。
男が思うおんなの色っぽさってのは、
遥かにしなやかなもんだったんですよねぇ。
イトちゃんの動きを真似たら、なんだかこっ恥ずかしくなっちまった。
女が女であることに、
たぶんリブレ一臆面なく気をくだいているはずのあたしが、ですよ。
だけどソレ、ちゃんとやると、空気をまとえるんですよ。
今日から気合い入れ直しだよ。
忘れてたけど、確かに13年前の方が、そのへん自然にやってた。
今はすっかり男前になっちまって(笑)
ことさらガサツを装おうようなことになっちまってるなぁとね、
なんだか思いましたよ。
猫みたいな女に、なれりゃいいんですけどねえ。
今回は変則的な稽古日程で、来週からはもうタタキなんですよ。
そいで月が変わった頃、横浜の大きい稽古場に移って、
建て込み稽古ができるっていうね。
かつてない贅沢さなんだけど、ヤケに焦っちまう。
考えてみりゃ、始まってまだ2週間ちょっとなのに、
すぐタタキと思うとね。
実際、コレが始まると疲労困ぱいの極みにいきますからねぇ、
マジもんの戦々恐々で。
むーみん病は、なんとか治まってますよ、ご心配をおかけしました。
今は睡眠第一を心掛けないとマジヤバ、と、これも戦々恐々ですがね。
いいトコ、いきたいですねぇ。
13年前には気づかなかったこの役の隙が、今回は随所に見えてて、
そこにどれだけ食い付けるかが、あたしのニ度目のチャレンジの意味に、
なるんじゃないですかね。
人が代われば色も変わる。
2008年の黒船が、どこに行こうとしているのか、
潮の流れをみつけたいもんです。
しかしこの後ろ~の方、
石坂史朗の稽古を、なんで伊東が付けてるんだ?(笑)
* * *
昨日は時間めいっぱい剣のお稽古でしたよ。
初演で殺陣師をお願いしたイトちゃんが、新宿コマの本番中なのに、
休演日ってことで馳せ参じてくだすったんですよ。
すいませんねぇ、お疲れでしょうにさぁ。
それが、制作の大姐さんが----もしやしたら実に13年ぶりに?
無理を承知で連絡したら、
一も二もなく「やらせてよぉ~」って言ってくだすったんですってさ、
愛着もっててくれたんですねえ、うれしいじゃないですか。
だけどそれ、ほんの2、3日前に出た話なんですよ、
稽古場行ったらもういたから丸諒びっくり。
いやぁ、あたしゃつねっから思ってんですけど、
デキルお人ってのはホント、動きが早いやね、話が来たら即ぽぽぽん!
だもんさ。
ものごとには勢いってもんが大事、ってことを分かってるお人は、
それだけで信頼できるってもんですよね。
だけどまー、プロのせんせいに付けてもらうとやっぱ違いますぁねえ。。。
小林の旦那なんか、この道はけっこうイケる人なんですよ、
じっさい旦那、この芝居だけはマジもんでカッコイイ、この芝居だけぁ。
(何度も言うなぃ/笑)
わが石坂史朗之丈だって、芸事全般こなす、抜群に身体が切れるお人だし、
大河どらまを半分仕事にしてるような瀬戸は言うにおよばずだしさ。
それが、イトちゃんの手が入った途端に、
身体のクセどころか性格まで見えちゃって、へえ~、あんぐりでしたよ。
んで、久々に男たちの本気の集中を見ちまった。
足はこびひとつ、刃の角度ひとつに理由がある、
すべてに気を抜けないからこそ、すべてが繋がった時には、
流麗な「舞い」が立ちあらわれて、シーンの格がぐっと上がる。
無駄がないってのは、やっぱ美しいもんですね。
うれしかったんじゃないですかねえ、
真剣にやればやるほどのめり込める、ヤリ甲斐満載!ヤル気鼓舞!
否が応でも煽られちまって、
常に冷静沈着な石坂史朗にして、背中ビッタリ汗~、でしたからねえ。
稽古ってのは、こうでないといけませんやね。
イトちゃんのおかげで、
芝居の集中もステージアップさせてもらえましたよ。
目指すはそこ。
りぶれ船のお花畑(笑)神谷マイコー嬢も、がんばってましたよ。
今回は新境地いってもらわないとさ。
道は遠く険しくだけれども、だんだん板に着いてきてんのが、
ちょいっと頼もしくなってきてますヨ。
まあね、新境地って言やぁ、今回の女優陣はみんなそんななんですけどね。
それぞれに、今までお見せしたことのない顔に向かってますよ。
見せるが本道の時代劇は、
男も女も自分でキャラ立てして、役割をまっとうしなけりゃ、
あっというまに沈んじまいますからねえ。
それも絵になってなきゃ話にならないわけだし。
やっぱ、普通をほんとに普通にやってたんじゃ、ダメな世界だと、
丸諒は思いますねぇ、
時代劇ってもの自体に負けちまう。
ある意味センスが露呈するおそろしい世界だと思いますよ。
かくいう丸諒は、初演と同じ役なので、
その意味じゃ、多少ゆとりを持って落ち着いて臨めてるんですが、
昨日イトちゃんに立ち姿を付けてもらった時に、
ああ~、、、とね、うなっちまいました。
男が思うおんなの色っぽさってのは、
遥かにしなやかなもんだったんですよねぇ。
イトちゃんの動きを真似たら、なんだかこっ恥ずかしくなっちまった。
女が女であることに、
たぶんリブレ一臆面なく気をくだいているはずのあたしが、ですよ。
だけどソレ、ちゃんとやると、空気をまとえるんですよ。
今日から気合い入れ直しだよ。
忘れてたけど、確かに13年前の方が、そのへん自然にやってた。
今はすっかり男前になっちまって(笑)
ことさらガサツを装おうようなことになっちまってるなぁとね、
なんだか思いましたよ。
猫みたいな女に、なれりゃいいんですけどねえ。
今回は変則的な稽古日程で、来週からはもうタタキなんですよ。
そいで月が変わった頃、横浜の大きい稽古場に移って、
建て込み稽古ができるっていうね。
かつてない贅沢さなんだけど、ヤケに焦っちまう。
考えてみりゃ、始まってまだ2週間ちょっとなのに、
すぐタタキと思うとね。
実際、コレが始まると疲労困ぱいの極みにいきますからねぇ、
マジもんの戦々恐々で。
むーみん病は、なんとか治まってますよ、ご心配をおかけしました。
今は睡眠第一を心掛けないとマジヤバ、と、これも戦々恐々ですがね。
いいトコ、いきたいですねぇ。
13年前には気づかなかったこの役の隙が、今回は随所に見えてて、
そこにどれだけ食い付けるかが、あたしのニ度目のチャレンジの意味に、
なるんじゃないですかね。
人が代われば色も変わる。
2008年の黒船が、どこに行こうとしているのか、
潮の流れをみつけたいもんです。
しかしこの後ろ~の方、
石坂史朗の稽古を、なんで伊東が付けてるんだ?(笑)
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by rosegardenbel
| 2008-09-18 00:00
| ラ・ヴィータ・ローザ