劇団離風霊船 山岸諒子の徒然をつづる雑感ノート 「ラ・ヴィータ・ローザ」です


by rosegardenbel
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

あ~、長い旅だった

               *  *  *
   終ってしまいました。

ご来場下さいました皆さま、本当に、本当に、ありがとうございました。

あれから5日目。
まだ言葉で整理できない気持ちの断片が、いくつもいくつも、
ふわふわと目の前に漂っています。

でも今回は、なんだか今までとは違う漂泊感なんです。
淋しくて哀しくて、
誰かをなくした時のように、
平らかな心持ちのひだを縫って、突然、
涙が吹き出したりもするんですけど、
でも、
しあわせなんです。
とても満ち足りている。。。

今から思えば無謀とも言えた大変なことを、
とにもかくにもやり遂げたからなのか、
信じれられないぐらい、お客さまが喜んで下さったからなのか、
メンバーの一人一人と、しっかりと結ばれているからなのか、
命懸けの奈々子の恋を、ちゃんとまっとうさせてもらえたからなのか、
わからないんですけど、
やみくもな空虚感とか、寂寥感とか、そういう感じじゃないんです。

失っていない感じ、っていうのかな。
でも、だからこそ、実際に生活の中に戻ってみると、
どうしようもなく哀しくなったりもして、それはまた、
これまでのレベルじゃないぐらい、
深いところから湧いて来る涙だったりもして、
経験したことのない矛盾を抱えている感覚が、つきまとっていて、、、
それで、なかなか、文章を書ける気持ちになれなかったのですね。

あたし、ここで何してるんだろ、
ステージがあったのに、
そう、舞台じゃなくて、あたしにはステージがあったのに、
もう歌や踊りに、あんなに専心することって、
ないんだ、、、そっか、ないんだ。。。
歌も踊りもすっごい苦しかったけど、
今、自分の時間から消えてしまったのが、
解放よりも落ち着かなさを呼ぶのは、なぜだろう。

でも、さっき、心から欲しかった電話をもらえて、
やっと、ああ、もう先に進めると思えました。
終った哀しさより、これからへの希望をもらえたから。
次の一歩を踏み出す為に、ぐいっと手を引いてもらえたから。
そう、死の道行きでとどまっていた奈々子の手を、
ケイが引っぱってステージに立たせたように。

いい仲間たちだった、本当に。
もはやここまでの関係になると、決して過去形ではないんだけど。
7ヶ月。
池田さんがいつもあきれ顔で言ってる、
まったく、春と夏と秋と冬、全部やっちゃったもんな、、、
本当にその通りだ。
長い散歩、でした。
豊かで贅沢で喜びに満ちた、まぶしく愛しい今年の四季でした。

色んなことがありました。
でも、そのすべてが愛に彩られた日々だった、、、
こんな奇跡、あり得ない。
これはあたしにとっても、節目の作品になったような気がします。
もしかしたら、振り向いた時、
人生の最良の年になっているのかもしれない。

本気、尽くしたもんな、、、なり振りかまわず。
尽くした本気にいつも応えがあったことが、一番の奇跡なのだと思う。
楽からの翌々日に、感謝の言葉をメールで贈ったら、
メンバーがみんな、しっとりと温もりのあるお返事を寄越してくれました。
淋しい時ほど騒ぎまくるプレイボートの面々にしては、
愛惜あふれる余白に満ちた、詩のようなお返事を、
みんな贈ってくれました。
本気の想いを恥じることなく、それぞれの芯を、贈ってくれました。

そういう芝居だったんだな。。。

ダメです。
まだちゃんと言葉にまとめられませんね。
RGらしいおとぼけな出来事も山のようにありつつ、
PBらしい烈しく真剣な闘争もちゃんとしましたヨ。
伝えたいことは、星の数よりたくさんあるんです。
明日、書きます。

明日、、、この言葉が嫌いな日々でした。
今があまりにしあわせすぎて、明日が来なければいいと、
本気で思った日々でした。
その意味で、刹那に溺れた日々でした。

あ~、どうしても断片になっちゃいますね、困ったもんだ、苦笑です。

新しく作ったタイトルバナ-は、鳴海の帽子と奈々子の薔薇。
帽子は打上げの朝、池田さんがあたしに贈って下さったのです。
キザですね(笑)
今度会った時、あたしはこの薔薇をあげるつもりです。
スペアじゃないあの鍵をつけて。
そんなおセンチしてもいい芝居だったでしョ、
よかったよ、あげられるブツがあって(笑)

さ、起きたら舞台写真をピックアップしようかな。
なんだか見る気になれなかったんだけど。
さっきやっと、劇中使用の音のCDも聞いてみました。
雨の音まで入ってる、ほんとのオペ用CD、
音響のまきちゃんに落としてもらったのです。

思い出にするのが嫌だったから、過去として追いたくなかったから、
遠ざけていたものたちです。
でも、全然終ったことじゃないって思えるようになったから、
ちゃんと、今と明日に繋がってるって思えるようになったから、
やっと向き合えます。

貴方に、、、ありがとう。
しかし、
今になって半年分、身体がイタイ~!
去年から分かっちゃいたことでしたけど、今年もまた、ええ、
あたしに正しい暮れの過ごし方はありません。

あ、みなさま!今年はお年賀お出しできないのです、
別の形で伺わせて頂きます。
って告知で〆かよっ。
明日、明日。
エピ満載の日記と記事は、これから、たぶん春先まで(!)
怒濤のように押し寄せますので、
おつきあい下さいネ~!

               *  *  *
[PR]
by rosegardenbel | 2007-12-29 00:00 | ラ・ヴィータ・ローザ