劇団離風霊船 山岸諒子の徒然をつづる雑感ノート 「ラ・ヴィータ・ローザ」です


by rosegardenbel
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Au Bec Fin ~カナリアがいい

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  サイトでのご予約受付開始!

すでに何人かのお客さまからのオーダーも入って、順調な滑り出しです♪
この『エクスタシー』、本当に佳い作品なので800円では安すぎです(笑)
みなさんぜひ、中野あくとれに聞きにいらして下さい!

さてさて今週は稽古3クール目。
だんだん佳境に入って来ました。
実は先週から、動きながら当たってみているのです…リーディングなのに?
ハイ~。
目的は、それぞれの人物との心の距離を実際に体感すること。
これが、不思議って言うか面白いって言うか。。。

普通の芝居のように動きながら読むと、
自分の感情の振幅が思った以上に大きくて驚いちゃいます。
胸の前のホンに集中して読んでいた時には考えられなかったレベル。
声を発するって、こんなに動作と連動してたのかぁ、
こんなにカラダに理由があったのかぁって、
今更ながら感心しちゃいました。

そして、理由は相手にもあるのです。
相手の生身に向き合うことは、読むという世界とは真逆の極。
自分と台本の間では成立していた感情が、
相手の生身でいとも容易く崩されてしまって、反応出来ない瞬間がある。
その戸惑いこそが、本当の反応だったりもする。
その時の自分は何故か、こわい、と思っていたりして…
それに驚く素の自分もいて…
眠り姫の深層心理に気付いたのはこんな辺りから…
っと、閑話休題。(笑)

今日からは洗練の時代に入ります。
シンプルというキャンバスに、最良の声という筆で、
最高潮の感情という色たちを塗っていく、
時に、最適な動作というペンでシャープな線を加えながら、
ベストな“エクスタシー・スタイル”を作っていくのですね~。
コレが一番大変だろうなぁ。

暗号のように意味のある、そして美しい、時々のシーン。
そう、リーディングなのに、シーンがある。
これが作れたら最高。
これが成功したら、そーとーカッコイイ。

声の芝居って面白いナ~。
でもアフレコのように、声だけで芝居する、のとは違うんですよね。
やっぱりそこには生身で息づくあたしたちがいて、
生身の声は、一度出したら二度と繰り返せない、その時だけの生がある。
それはもはや、芝居じゃなかったりするんでしょうね。
肉体の動きから切り離された分、信じられないほど繊細な世界です。

だから、もしかするとこの公演は、
毎回かなり違ったものになるのかもしれない。
決まっているのは大きな感情のベクトルだけで、
気持ちの襞の中の、その時々の“正直”は、制御不能な早さや強さで、
あっという間にこぼれ出ていってしまうのでしょう。
それを紛らすことは、何を持ってしても不可能なのです。
おそろしい。。。。おもしろい。。。

リーディングというものの性質、特質が分かって来て、
日を追うごとに、もっと、もっと、いっぱい求めたくなっちゃう。
これが、ハマった、ってことでしょうか。
もともと、心情重視のアンチ肉体派(笑)なだけに、
ちょっとこの世界は、あたしにとってはまさに、邂逅、カモ。
運命の出会いをしてしまったような気がしています。

もっともっと、素晴らしい世界を作りたい。。。

最近、気になって頭から離れないのが、例の新しい監督おしむさんの言葉。
「日本人選手は遊んでる。家族よりも何よりも優先すべきは○○○」
この○○○は、もちろんサッカーと言ったんだけど、
全ての、自分が真剣に関わる事柄に言えるな…と思って。
遊んでる、よな。確かに。

気を張り詰め過ぎた言葉とも、日常的には思うけど、
自分のソレに真剣なのならば、そのぐらいでなくちゃ強い力なんか、
生まれるわけがない、とね。
思ったです。
そして、それぐらいになれるモノ、だろ?ソレは、自分にとって。
とも、ね。

なんか禅問答みたいか。はは。
春に荒川静香に思ったのも、こういうことです。
向かうべきは、あたしが向かうべきは、、、
あら、ぜんぜん関係ないイメージが浮かんできちゃっタ、
海の水に、なりたいな。
万物を育む養分に満ちながら、何の混じり気もない透き通った姿。
スゴイね。
いつか、ね。

本日の戯れ言***
そうそう監督おしむに、和田さんてば顔似てる~と思う~。
おしむを見る度に思う自分の目を疑っていたのだが(おい!)
お若い頃は、常に美しい女たちに囲まれていたのだそう、とは、
演出家をよくご存知という方から聞いたというステイシ-の言。
へ~、ほぇ~、とあんまり感心するのも無礼だろっ。
いやいや分かります、さもありなんと思いますデス。あい。
そして、演出家を一番よく知っている彼女情報によると、
あくとれのとある場所に、その若かりし頃の超かっこいい写真が、
張られているのだという。
小屋入りの楽しみが出来ましタ。
ふ~っふっふっふ。悪用したろ。(なににぃ?!)**********


タイトルの Au bec fin オーベックファン はフランス語。
意味は、洗練されたくちばし。
カナリアでいきましョ。
九官鳥でエクスタシーは、ヤダ。。。(笑)


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by rosegardenbel | 2006-08-16 00:00 | ラ・ヴィータ・ローザ