答えがでたー!
2011年 01月 11日
人は見かけが9割。
姿のキレイな美女・イケメンでなきゃ、生きる資格もないみたいな風潮、
今、どんどんヒドくなってますよね、
殺人の動機になるぐらい。
あたしも、もう長いこと、この考え方に苦しめられてきました。
どエライぶっちゃけ話かもしれませんが、
あたしねぇ、リブレに在籍して28年間、ずーーーーーーーーーっと、
妖怪とか醜いとか言われつづけてきてるんですね。
ひどいでしょおー?(笑)
今でこそ、笑い話として受け流すこともできるようになりましたが、
そういう心持ちになれるまでは、
つらかったですねぇ~、、、ほんと。
追いつめられました。
今にして思えば、若いころはすごくモテたんです、外では。
ニッコリしてると、みんな親切にしてくれて、
呑みにいってもついぞお財布ださなかった、なんてこともよくあったし、
あ…んー、まあ、これはいかがなものよな話ですけど、
電車に乗るたびに痴漢にあってたし。(^o^;;;)/
なのに、リブレに帰ってくると、妖怪に変身するんですよねー。(笑)
何がなにやら、ワケわかんなくて、ギャップにやられちゃって、
自分の拠って立つところが、まるきり見えなくなっちゃった。
まあ、ある種の愛情表現なのかもしれませんけどね(笑)
しかし、20代の女の子が、毎日毎日顔のことで笑いものにされたら、
まして、人さまにお見せする自分を造る現場で、
なわけですから、そりゃ、もう、思いつめもしますよね。
稽古場では笑ってましたけど、いつも何かに怯えてて、全然自由じゃなくて、
緊張のしどうしで、肩も背中もバリバリに凝ってて、胃が痛いから食も細くて。
あたしなんて舞台に立つ資格ないじゃん、こんなとこで何やってんの?って、
もおー、自分のことが嫌いで嫌いで。
整形することばっかり考えてた。(笑)
心持ちが変わったのは、肥ってからで。
若いころは今の半分の細さだったので、スタイルだけは誉められることもあって、
でも、その最後の牙城をなくしたことで、
開き直った、っていうか、居直った?(笑)のかもしれません。
それでも芝居がしたいと思っている、って気づいたから。
じゃあ、こんな見苦しい自分が、
お客さまにどんな価値を見いだしてもらえるのか…
それはもう真剣に、自己を知る、ということを始めたんです。
芝居に、本当の意味での本気になったのも、そこからだったんだと思います。
それによって、RoseGardenも立ち上がったわけですが。
自分の何がこんなに笑いものにされるのか、見た目だけでなく人格的なものも、
冷徹に観察し続けて、
ああ~、もう13,4年ほどになるんですねぇ。
ここ2,3年、この問題はピークになってたんですが、
自分を愛する、ということを無理くりでも努力するようになってから、
少しずつ楽になってきていて。
そうなんです、あたし、たしかに、今の自分、好きなんですよねぇ、
だけどこの心境が、本当はどこから来ているのか、、、
肥えたうえに、50に手が届こうというクソ婆ぁにまでなっちまって、
ついには、舞台上でデブ呼ばわりされて笑われるなんて、
女優としてはあり得ない展開になってるほど、
醜さはかつての比じゃないレベルなんです、のに、好きってどゆこと???
いまいち腑に落ちてなくて気持ち悪かったんですけど、
昨日、この苦しい旅路はおわりました!(えーっ、なんだいきなり (@o@)/ )
いや、それがみくしぃだったかの、「女子の整形をどう思う?」
みたいな記事を読んで、ふと、、、
だけどさ、お直ししたら、たぶんそこで安心しちゃって、
人格の成長が止まったりしないのかな?
てかさ、ほんとに怖いのは、
顔っていかようにでも変わるわけじゃん、
部長って呼ばれてるうちに、だんだん部長らしい風情になってく、とか、
お金に困ってる人って、ぜったい険が出てたりとか、あるじゃん?
持って生まれた顔が、自分の心持ちひとつで変わっていく、
これは、等しくみんながもってる魔法で、
そうやって手に入れた美は、世界にただ一つの美しさってことなのに、
外科的な細工したら、人格が成長しても顔に表れないってことよ?
時間が止まったままの写真はりつけて生きるようなものじゃん、
それは、、、あまりにもったいないと思うけどなぁ。。。
と、ここまで考えたときに、あーーーーー?!
人の9割を左右するのは、見かけじゃない。
「顔つき」なんだ。。。
顔には、その人の心があらわれる。
人は、顔つきを見て、その心=「生き様」に惚れられるかどうかを、
判断するんですねっ。
だからほんとは、「人は顔つきが9割」なんじゃない?
そうそう、だってあたし、
新宿駅でレゲエのおじさんに50円所望されたとき、
この人、沈みっぱなしじゃないツラがまえだって思えて、あげちゃったもんな。
あえ?
ちょ、ちょっと待てよ、てことはもしかして、、、
慌ててサイトで自分の顔を見てみたのです、
9年前の旗揚げから、『甘い生活』『貴方と嘘…』、去年の赤坂ライブまで。
…変わってたぁ、顔、すっごい変わってる~、
年とってからの方が、ぜんぜん好感もてる顔になってる気がする…
だからかぁ。。。
人はどうでも自分が、今の顔の方に好感もててる、
デブだろうが婆ァだろうが、細工が悪かろうが、
人の価値観には関係なく、生きてる自分の伸びやかさを感じられてる、
それは、闘って揉まれて、そのたび、今の自分は真っ直ぐか問うてきて、
また、そのたんびバカみたいにドつぼにハマっては、這い上がってきた、
そういう9年間だったわけで、
そう生きてきたことだけは、本当に本当のことだから、
あたしは、、、そこに自信を持てているから、好きだと思える顔になったんだぁ。
はぁ、納得してみたらなんのことはない、当たり前のことでしたネ~。
苦節28年(笑)、やっと終わったよおおおお、長い旅路がぁ。
…ふふ、あんなに整形を渇望していたのにね、
今じゃ、あり得ない、とか言ってるし。
むろん、脂肪吸引もしませんヨ(笑)
シェイプアップは、、、これはする理由がみつかったので、がむばりますけド、
でも、無理はしない。
顔とおなじで、あたしの歴史として、じっくり作っていく。
今の自分が好きだから、20代に戻ってやり直したいとかは、
思いません。
何を言われても、もうなんとも思わないな、まして恨んだりうらやんだりなぞ。
あんまりしつこかったらハタくけど。(笑)
これだけ時間かかったんだから、もう二度とそこには戻らない。
人は自信で変わる。
自信は勲章、苦しみを越えた証しなんだ。
10年後、57歳の自分がどれだけキレイになっているか、とても、
とてもたのしみです。
いいよ苦しみ、いつでもこい、大口あけてどーーんと食ってやるっ。(笑)
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by rosegardenbel
| 2011-01-11 00:00
| ラ・ヴィータ・ローザ