うたかたのまぼろしに命を懸けて…
2007年 12月 15日
* * *
嗚呼、ついに、小屋入りまであと二日となってしまいました。
信じられない。。。
もう来た。。。。。
このところ毎日毎日毎日毎日ずーっと通しをやっていて、
日一日と登場人物のキャラクターも出来上がってきて、
ダメ出しのレベルも深いものになってきています。
のだけれど、
芝居が深くなるとテクニカルも更に高い難度を要求されるわけで。
今まで出来ていた何のことはない振りに、
今更ながらひっかかりだしてしまったり、
あたしの場合は、更に歌唱方の問題まで出て来て。
もともとじっくり聞かせる歌を選曲して書いているのですが、
知念さんの求めるものは、パワーパワーパワー、それのみ。
そのギャップを埋めるのに四苦八苦で、我武者らにやってる内に、
あたし、声、変わっちゃいました。
いいんだか悪いんだか、すっげー太くなった気がする。
歌は本当に生理的なものですものねえ、
聞き手の好みに左右されやすい、誤魔化しの効かない分野ですよね。
だから確かに、十人十色の聞く人の心を同じ方向に動かすには、
パワーで持っていくのが一番なのかもしれない。
でも、もともと力ワザで押すタイプの歌い方ではないんで、
昨日まではどうすればいいのか分からなくて、ほとんど発狂寸前 (- -;)
夜中に音楽監督に新しいキーのオケを作り直してもらって、
今日、稽古終わりに残って一人で練習しました。
ともかくも、未知の領域を開拓しようとしてるのは確かで、
それが奈々子の歌になればいいんですけど、
道、険し。。。
でも、だんだん掴めては来てるんです。
たぶん、明日あたり、何か生まれそうな気配はある。
すごく苦しいけど、もし新しいものを生み出せたら、
あたしは知念さんに感謝することになるんだろうなぁ。
早くそうなりたいよ。。。とほほ。
でもね、なりますよ、パワフルな奈々子に。
情熱の女に。
この情熱の女ってのも、そんなつもりで書いてたわけじゃなかったので、
あたし自身が一番びっくりなキャラの解釈だったんですけど、
これこそが、ホンをお預けして演出を施してもらう醍醐味なのです。
命懸けの恋をしますよ。
パワフルにね。
そう、このパワーの問題は芝居にも言えて。
それがベースにあってこそのしっとりだったりクールだったり、
というところで方向づけられているので、
演ってる方は異様に疲れるんです、この芝居。
たまげるほど短いのに。
そーなんです、テンポテンポテンポで狂ったように勢いつけてる内に、
気がつけば今日の通しなんて、ついに1時間20分になっちまった。
いいんだろうか、、、こんな短くて (@o@)
だってテクニカルは明確に35分なワケだから、
芝居部分は、、、
ノリシロさっ引いたら実に40分しかないってことなんですぜ?
あんびりーばぼーです。
こんな勢いだけで本当に伝わるんだろうか。。。
セリフをすごく削いであるので、
書き手としては、不安になったりもしてます、正直。
制作側としてはね、飛ばしてる分、役の心象の起承転結が明解になって、
かなり分かりやすいんじゃないかとは思います。
でも、演じ手としては、だからものごっつく疲れるんです。
隠れた気持ちをたくさん含んだホンに施す、シンプル&クリアな演出。
・・・この芝居がどんな風に見えるのかは、
知念さんとお客さまにしか分からないのかもしれません。
そして、答えはもうすぐ出るんです。
半年も一緒にやってきた人たちと、いよいよその日を迎える。
ということは、やがてまた別のその日というのも来るわけで。。。
はじまった時から覚悟してきたことでしたけど。
あまりにも疲労し過ぎて意識もうろうとしているので、
とても今はそのことに返る余裕はないんですが、
だからよけいな淋しさとか哀しさとか、
考えなくてすんでてグ-なんですが、
・・・いずれ必ず去ってくものなのよ・・・
そう、この想いがあればこそ、
あたしは、今のこの日々の刹那に命を懸けているんだと思います。
このホンのテーマの一つもそこだし。
そうしてこれこそが、それが人生、ってことなのかもしれません。
あたし、これ終ったら脱け殻になっちゃうだろーなー、、、
しあわせなことだよ。
淋しさも哀しさも、ぜんぶ含めてね。
つくづく思う。
あさってからは中野の人になるので、次に何かを発信するのは、
すべてが終った後になるでしょう。
その時どう思っているのか。
何を感じているのか。
ただひたすら、曇りのないものにしたい。
今願うのはそれだけです。
ありがとう。
貴方に出逢えてよかった。
たぶん、言う機会は来ないと思うから、ううん、来て欲しくないから、
今の内に言っとくよ。
いい芝居になります。
せつなくて、どうしようもなくやるせない熱が、
絡みついて困っちゃう芝居に、します。
プレイボートへ、いらして下さい。
そこはそれぞれが、本当に命懸けで臨む場所。
お芝居だけれど芝居じゃない、役だけれど役者その人。
そんな捻れた真実が、きっと透けて見える舞台です。
魂をこめて。
お待ちしています。
* * *
嗚呼、ついに、小屋入りまであと二日となってしまいました。
信じられない。。。
もう来た。。。。。
このところ毎日毎日毎日毎日ずーっと通しをやっていて、
日一日と登場人物のキャラクターも出来上がってきて、
ダメ出しのレベルも深いものになってきています。
のだけれど、
芝居が深くなるとテクニカルも更に高い難度を要求されるわけで。
今まで出来ていた何のことはない振りに、
今更ながらひっかかりだしてしまったり、
あたしの場合は、更に歌唱方の問題まで出て来て。
もともとじっくり聞かせる歌を選曲して書いているのですが、
知念さんの求めるものは、パワーパワーパワー、それのみ。
そのギャップを埋めるのに四苦八苦で、我武者らにやってる内に、
あたし、声、変わっちゃいました。
いいんだか悪いんだか、すっげー太くなった気がする。
歌は本当に生理的なものですものねえ、
聞き手の好みに左右されやすい、誤魔化しの効かない分野ですよね。
だから確かに、十人十色の聞く人の心を同じ方向に動かすには、
パワーで持っていくのが一番なのかもしれない。
でも、もともと力ワザで押すタイプの歌い方ではないんで、
昨日まではどうすればいいのか分からなくて、ほとんど発狂寸前 (- -;)
夜中に音楽監督に新しいキーのオケを作り直してもらって、
今日、稽古終わりに残って一人で練習しました。
ともかくも、未知の領域を開拓しようとしてるのは確かで、
それが奈々子の歌になればいいんですけど、
道、険し。。。
でも、だんだん掴めては来てるんです。
たぶん、明日あたり、何か生まれそうな気配はある。
すごく苦しいけど、もし新しいものを生み出せたら、
あたしは知念さんに感謝することになるんだろうなぁ。
早くそうなりたいよ。。。とほほ。
でもね、なりますよ、パワフルな奈々子に。
情熱の女に。
この情熱の女ってのも、そんなつもりで書いてたわけじゃなかったので、
あたし自身が一番びっくりなキャラの解釈だったんですけど、
これこそが、ホンをお預けして演出を施してもらう醍醐味なのです。
命懸けの恋をしますよ。
パワフルにね。
そう、このパワーの問題は芝居にも言えて。
それがベースにあってこそのしっとりだったりクールだったり、
というところで方向づけられているので、
演ってる方は異様に疲れるんです、この芝居。
たまげるほど短いのに。
そーなんです、テンポテンポテンポで狂ったように勢いつけてる内に、
気がつけば今日の通しなんて、ついに1時間20分になっちまった。
いいんだろうか、、、こんな短くて (@o@)
だってテクニカルは明確に35分なワケだから、
芝居部分は、、、
ノリシロさっ引いたら実に40分しかないってことなんですぜ?
あんびりーばぼーです。
こんな勢いだけで本当に伝わるんだろうか。。。
セリフをすごく削いであるので、
書き手としては、不安になったりもしてます、正直。
制作側としてはね、飛ばしてる分、役の心象の起承転結が明解になって、
かなり分かりやすいんじゃないかとは思います。
でも、演じ手としては、だからものごっつく疲れるんです。
隠れた気持ちをたくさん含んだホンに施す、シンプル&クリアな演出。
・・・この芝居がどんな風に見えるのかは、
知念さんとお客さまにしか分からないのかもしれません。
そして、答えはもうすぐ出るんです。
半年も一緒にやってきた人たちと、いよいよその日を迎える。
ということは、やがてまた別のその日というのも来るわけで。。。
はじまった時から覚悟してきたことでしたけど。
あまりにも疲労し過ぎて意識もうろうとしているので、
とても今はそのことに返る余裕はないんですが、
だからよけいな淋しさとか哀しさとか、
考えなくてすんでてグ-なんですが、
・・・いずれ必ず去ってくものなのよ・・・
そう、この想いがあればこそ、
あたしは、今のこの日々の刹那に命を懸けているんだと思います。
このホンのテーマの一つもそこだし。
そうしてこれこそが、それが人生、ってことなのかもしれません。
あたし、これ終ったら脱け殻になっちゃうだろーなー、、、
しあわせなことだよ。
淋しさも哀しさも、ぜんぶ含めてね。
つくづく思う。
あさってからは中野の人になるので、次に何かを発信するのは、
すべてが終った後になるでしょう。
その時どう思っているのか。
何を感じているのか。
ただひたすら、曇りのないものにしたい。
今願うのはそれだけです。
ありがとう。
貴方に出逢えてよかった。
たぶん、言う機会は来ないと思うから、ううん、来て欲しくないから、
今の内に言っとくよ。
いい芝居になります。
せつなくて、どうしようもなくやるせない熱が、
絡みついて困っちゃう芝居に、します。
プレイボートへ、いらして下さい。
そこはそれぞれが、本当に命懸けで臨む場所。
お芝居だけれど芝居じゃない、役だけれど役者その人。
そんな捻れた真実が、きっと透けて見える舞台です。
魂をこめて。
お待ちしています。
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by rosegardenbel
| 2007-12-15 00:00
| ラ・ヴィータ・ローザ