サヨナラ中目黒
2011年 09月 28日
昨日は稽古場の引越しでした。
そうなんです、急遽そんな展開に。
実は、拠点を手離さなくさなくちゃいけないのかなと、
覚悟してきたこの1年ほどだったんですが、
思いもかけず、こんなギリギリになってよいご縁にめぐり会えましてね。
引越しは、いつもの搬出搬入で、ええもう手馴れたものですから(笑)
さくさく淡々と進みましたヨ。
…まあ実際には、この「さくさく淡々」には隠されたモノがたくさんあったことが、
後からわかったわけですが。
というわけで、ネ、
中目黒スタジオ・リブレは、こんなところでした。
地下へと続く階段から見下ろした、入り口。
ワクワクしながら…頭悩ませながら…
軽かったり重かったりの足取りを、そのたび迎えてくれたエントランスです。
右にまがると廊下が。
この地下は、さながらアーティスト村といった風情で、
廊下に出ると、フラメンコやジャズダンスや、写真撮影のピピピピという音や、
いろんな活気があふれていました。
都会の中の異界、といった感じで、、、好きでした、たまらなく。
右側の一番手前に見える黄色が、スタジオリブレのドアです。
ドアをあけると…
あたしたちの稽古場です。
20年ぶりにリノリウムをはがしたら、、、そうだったそうだった、木の床だったんだよね。
87年ぐらいから、だったかなぁ、ここを使いはじめたのは。
山のように、ここから生まれていったんだよね、作品たちが。
個人的には、RoseGardenの3作品も、
主演客演した『リボンの岸。』も外部演出した『RENSA』も、
ここで生み出した。
いろんなことがあったな。
苦い思い出も、甘い思い出も、ウソみたいにたくさん。。。いろんな人と。
ほんとに、ほんとに、お世話になりました。
25年近くだなんて、ね。
ここを越す、なんて、、、やっぱ大ゴト、だよね。
終うとき、舞台監督の青木が、
「写真、撮らなくていいの?」って。
あら、青ッチがそんなおセンチなこと言っちゃう?なんてちょっと可笑しくなりながら、
…そうか。…最後だ。
って、思った。
はじめて。
そうして青木は、最後に稽古場を出た。
船長さんのようにね。
あ、そうか、うち、たしかに船だもんな。(笑)
ありがとう。
さよならね。
この白い大きな建物の地下に、あたしたちの稽古場はありました。
春には、こんな見事な輝きに
つつまれる街でした。
今度はもっと都会にいくのです。
お堀の桜には遠いのかな、
でも新宿御苑には近いよね。
新しい稽古場のそばにも、
桜があればイイな。
…そう、新しい稽古場の写真も撮ったんだけど、
ここでは中目黒のことだけにしよう、なんて、いま思いました。
顔色みてたら、もっとクールに、ただの引越し、さあ運ぶぞー、
ぐらいの感じでいるのかと思ってた。
でもみんな、中目黒とお別れするのがせつなかったみたい。
だから、さくさく淡々と。
四谷の、祝宴の輪からはなれた喫煙場所で、知りました。
さあ!
新しい稽古場で、また歴史をつくっていくのだ。
中目黒の思い出を確かなチカラに変えて、みんなで、
行こう!
そうなんです、急遽そんな展開に。
実は、拠点を手離さなくさなくちゃいけないのかなと、
覚悟してきたこの1年ほどだったんですが、
思いもかけず、こんなギリギリになってよいご縁にめぐり会えましてね。
引越しは、いつもの搬出搬入で、ええもう手馴れたものですから(笑)
さくさく淡々と進みましたヨ。
…まあ実際には、この「さくさく淡々」には隠されたモノがたくさんあったことが、
後からわかったわけですが。
というわけで、ネ、
中目黒スタジオ・リブレは、こんなところでした。
地下へと続く階段から見下ろした、入り口。
ワクワクしながら…頭悩ませながら…
軽かったり重かったりの足取りを、そのたび迎えてくれたエントランスです。
右にまがると廊下が。
この地下は、さながらアーティスト村といった風情で、
廊下に出ると、フラメンコやジャズダンスや、写真撮影のピピピピという音や、
いろんな活気があふれていました。
都会の中の異界、といった感じで、、、好きでした、たまらなく。
右側の一番手前に見える黄色が、スタジオリブレのドアです。
ドアをあけると…
あたしたちの稽古場です。
20年ぶりにリノリウムをはがしたら、、、そうだったそうだった、木の床だったんだよね。
87年ぐらいから、だったかなぁ、ここを使いはじめたのは。
山のように、ここから生まれていったんだよね、作品たちが。
個人的には、RoseGardenの3作品も、
主演客演した『リボンの岸。』も外部演出した『RENSA』も、
ここで生み出した。
いろんなことがあったな。
苦い思い出も、甘い思い出も、ウソみたいにたくさん。。。いろんな人と。
ほんとに、ほんとに、お世話になりました。
25年近くだなんて、ね。
ここを越す、なんて、、、やっぱ大ゴト、だよね。
終うとき、舞台監督の青木が、
「写真、撮らなくていいの?」って。
あら、青ッチがそんなおセンチなこと言っちゃう?なんてちょっと可笑しくなりながら、
…そうか。…最後だ。
って、思った。
はじめて。
そうして青木は、最後に稽古場を出た。
船長さんのようにね。
あ、そうか、うち、たしかに船だもんな。(笑)
ありがとう。
さよならね。
この白い大きな建物の地下に、あたしたちの稽古場はありました。
春には、こんな見事な輝きに
つつまれる街でした。
今度はもっと都会にいくのです。
お堀の桜には遠いのかな、
でも新宿御苑には近いよね。
新しい稽古場のそばにも、
桜があればイイな。
…そう、新しい稽古場の写真も撮ったんだけど、
ここでは中目黒のことだけにしよう、なんて、いま思いました。
顔色みてたら、もっとクールに、ただの引越し、さあ運ぶぞー、
ぐらいの感じでいるのかと思ってた。
でもみんな、中目黒とお別れするのがせつなかったみたい。
だから、さくさく淡々と。
四谷の、祝宴の輪からはなれた喫煙場所で、知りました。
さあ!
新しい稽古場で、また歴史をつくっていくのだ。
中目黒の思い出を確かなチカラに変えて、みんなで、
行こう!
by rosegardenbel
| 2011-09-28 23:58
| R's voyage より