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劇団離風霊船 山岸諒子の徒然をつづる雑感ノート 「ラ・ヴィータ・ローザ」です


by rosegardenbel
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シュウメイギク 冥の花

ということで、
昨今人気の(いやこの日記でネ・笑)お待ちかね、秋明菊です。

シュウメイギク 冥の花_e0231158_1573150.jpg


オールドローズに似てるって、わかるでしョ、
ちょっと見はコスモスっぽくもあるんですけどね、ああいう草花ではないんですね。

この、茎が茶色いところが好きなんですよね~、
なんともクラッシックな品格がありません?

分類的にはアネモネ属なんだそうです。

うん、確かに原種はよく似ていますネ。



かなり昔に中国からきた花で、もともとは「秋冥菊」と書いたそうです。

「冥」は暗いという意味。
ex.ものごとに暗い、うとい

なので、いにしえのこの漢字には、
【あまり知られていない、珍しい】というような解釈も在ったのかもしれません。



「秋に咲く、あまり見ない菊」というような字義でしょうかね。

古代の人々にとっては、秋にひらく草花は、そりゃ菊じゃろ、
という概念があったのかナ。(笑)

のち、冥の語感が合わなくなってきて、「明」に変えられたようです。



けれど、秋冥菊という文字には、なんだかロマンを感じます。

冥界に咲く花、みたいで。

たしかに、咲いてのち来るべき季節は冬、冥の世界、
ということを憶いださせるようで、
なかなか理にかなった文字並びじゃないでしょうかね。

黄泉路に咲く花がこんなに可憐だったら、ちょっとイイですよネ。



シュウメイギク 冥の花_e0231158_1582317.jpg



いにしえの人々が見ていたのは八重咲きだったようで、
あたしが撮ったこのタイプは、ヨーロッパで交配された逆輸入種みたいですね。

とても強くて、ひと株あればどんどん増えていくんですって。

来年になったら株をもらってきて、実家の庭に植えてみようかナ、
たくさん咲いてると、相当きれいですよ~♪



そう、この花に出会ったのは、白馬村にある母の実家だったんです。

この家の当主は、木彫家の高橋本栄。
前にもご紹介したことのあるあたしの叔父です。

といっても10歳しか違わないんで、あたしにとっては兄って存在なんですけどネ。



ホンちゃんは今、日展に出す作品の創作に向かっているところです。
そんな写真も、撮ってきましたヨ~。

次回はじゃあ、木彫りさんの生態を(笑)お教えしちゃいましょうかネ。(^o-)-☆





そしてこちら、ダメ押しのオススメです!(笑)

『山岸諒子の 台詞に恋して ~さて、何が世界を終わらせるのか』 (←click! please)

日本は本当に美しい国だ。
その美しい故郷を、私たち、失いそうになっているのかもしれません。。。

心を強くもって、人生を守っていかなくちゃね。
by rosegardenbel | 2011-09-14 15:14 | R's voyage より