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劇団離風霊船 山岸諒子の徒然をつづる雑感ノート 「ラ・ヴィータ・ローザ」です


by rosegardenbel
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春の雨

今日は雨。
このところ数日
シトシトしてくれてるおかげで、
花粉症はすっかりおさまっている。


思えば、このまえの週末は
春一番の日だった。
昼近くなって外に出たら、
世界は一変して
ぽかぽかの陽射しに満ちていた。

高い陸橋の上から、
強い風に髪をなぶらせながら、
おだやかに輝く街を一望した。
その風はそのまま鼻を直撃し(笑)
歩き回っているうちに
くしゃみが出はじめた。

「もうすっかり春だね」
本当に、麗らかな日だった。。。


今日も雨。
冷たい雨。
あたたかさは、たった数日ももたない…

春ってそういうものだけど。
三寒四温、ってね。


そうそう谷崎の『細雪』は、
はじめは
三寒四温というタイトルだったんだよ。
学生のときの近代文学の講義で
教わった。

あ(笑)思い出した。
あの助教授、
なんでかキャンプについてきたんだった。


いや、体育の授業でね、
キャンプ実習に一回いけば
1年間の単位が取れるということで、
キャンプ地の戸隠は
小さい頃から知ってるし、
らっき♪とばかりに参加したんだけど、
これが本物のサバイバル訓練で。
(- -;)

テント建てるはもちろんのこと、
トイレまで自分たちで
掘って掘って掘ってつくる。
食事は当然飯ごう炊さんで、
石を積んで炉をつくって
枝を集めて摩擦で火をおこして。
食べ終わるともう次の食事の準備(笑)


戸隠の星は凄かった。
野原に寝袋並べて
夜空を見上げてると、
あまりの星数の多さに吐き気がした。
なんか怖かった。
そこで、くだんの助教授から、
戸隠の伝説を聞いた。


アマテラス大御神が
スサノオの乱暴に怒って、
天の磐戸にこもられて。
世界は真っ暗闇に包まれた。
困った神様たちの努力で、
アマテラスは機嫌を直し、
世界にはまた太陽が戻った。

このとき
アマテラスがこもった岩の戸を、
怪力の神様タヂカラヲが、
ぶーーーん!って、
遠くへ放り投げた。
空高く飛んできたそれが
突き刺さったのが、戸隠山。


奇怪な岩山ですよ。
まわりの景色とは突然一線を画した、
真っ黒でギザギザの連山。

あの巨大な山(2000m級)ひとつが
「戸」だったと聞いて、
神様ってやっぱデカイんだぁ~、
なんて、妙なところに驚いたのだった。


遺伝子に
組み込まれているのでしょうか、
磐戸隠れは。
異国の女たちはファイター
って感じだけど、
大和撫子は
怒るとシャッター降ろすよね(笑)
怒るとっていうより、傷つくと、かな…

早く出たいんだけどさ。
引っ張り出して欲しいんだけどさ。

きっとそう思ってたよ、アマテラス。
そう、アマテラスが欲しかったのは、
鳴り物入りのI need you じゃなくて、
スサノオのごめんねだったんだね…


天の磐戸の前で
歌舞音曲を披露したアメノウズメは、
俳優の祖だそうで。
どっちかっていうと元祖ストリッパー
って感じだけど(^o^;)/
カッコイイ♪

むかし『大集合』という芝居で、
そういえばあたしウズメ演った。
豹柄の、
お尻まるだしっな超ボディコンで。
若かったなぁ、、、
ま、今でもヤル気まんまんだけどね。
(ヨシなさいよーっ!笑)


あ。雨、あがった。

明日にはまた、
あたたかくなってるのかな。
陽射しに輝く春の風。。。
吹いたらいいな。


へ…

へっ、くしょい!

(笑)
by rosegardenbel | 2011-03-02 18:29 | R's voyage より